仏教の聖地で座禅をし自己を見つめ直す
その昔シッダールタがブッダガヤの菩提樹の下で悟りを開き解脱した場所である
菩提樹の周りでは多くの仏教徒が熱心に経を読み座禅を組んでいる
自分は仏教徒じゃけど、実際仏教のことはよーわからん自分ちの宗派ですら知らん
それでも自分が仏教に興味を持ったのは
２年前、霧島連峰の高千穂峯に登っと時のことだ
山頂に着いて休憩していると
サムイを着たおじいさんが登ってきた
よくよくお話を聞いてみると
この方はえびす野市にある慈光院というお寺のお坊さんらしい
昔ここで千日行を行なったこともあるという
一緒に下山しようということでお話しながら降り始めたが、
一気に山を駆け下りる僧侶に全く着いていけない
どんな足腰しとんじゃ
下山後ありがたく説教をしていただいた
なぜ人は苦しむのか
壮大な問いだ
それは欲のせいだ、と
金持ちになりたい
高い車が欲しい
大きい家に住みたい
地位がほしい
そんな欲に囚われているから人間はただ生きるのさえ苦しむのだ、と
欲を捨ててみなさい
そうすれば自ずと身も心も軽くなるでしょう
…人間は欲張りな生き物だ
自分もそう
欲はいくらでもある
ただ、もう少し肩の力を抜いて
生きていければな、と
印度山日本寺で座禅をしながら思いにふけるのであった
