a piece of cake

理学療法士→青年海外協力隊→セブ島インターン留学→カナダワーホリを経て、2016年9月5日世界一周に出発。

ダルエスサラームがやっぱりダルエスサラームじゃった話

いやー結論から言うと
タクシー強盗的なもんに遭ってしもうた
まぁよく聞く話じゃけど
直接旅人から聞いたことはなかったし
まさか自分が!って感じじゃわ

今までそんな気配すらなかったんと
ちょっと旅慣れしてきたこと
登頂失敗して気が抜けてたこと
などなど要因はいくつもあるんじゃけど…

それではあらすじを
モシからバスでウブンゴバスターミナルに到着
バスが一緒だったスペイン人と
YMCAに泊まるべくダラダラ(ローカルバス)を捕まえようと大通りへ
おっさんにバス停を聞いて向かう途中おっさんが話しかけてきた
「どこに行くんだ?YMCAか。オレもそっち方面へ行くんだ。一緒に行こう」
と。
POSTAというバスステーションに行くのは知っとったけぇ
そのバスを待っとると
どこか知らんとこ行きのバスに乗せられる
そこからでも近いから、と。
嘘やん。ここで気づけよ。まず、向こうから話しかけてきたやつ信じるなよな。
バスの中ではおじがYMCAで働いとるけぇ
空きがあるか聞いてやる、と。
自分にも電話を代わって信用させられる。
いや、じゃけぇありえんやんけ。

バスを降りると見知らぬところ
たぶんダウンタウンの近く
そこからおじが迎えに来てくれるとこまで歩こうとちょっと薄暗い路地へ
そこにきてスペイン人が両替したいと言い出してさらに暗い路地へ
雰囲気悪…
この時点でちょっとヤバイなと思ったけど
スペイン人と意思疏通できずに
流れのままついて行く
両替の後一台の車が来てこれに乗れと
メインバックをトランクに積んで
サブバッグは抱えて乗り込む
車には運転手だけ
後ろにスペイン人と2人で乗ったら
声かけてきたおっさんがなぜか後部座席に乗り込んできた
この時点で気付いた
やられた!と
いや、じゃけぇ遅ーって
窓はスモーク
シルバーのセダン
そこからちょっと大通りを抜け薄暗い路地へ
どうか何事もありませんよーにとかすかな希望にかけながら…
すると3人の男が乗り込んで逃げ場を失った
あーもう終わったわ
彼らもそこで告げてきた
We are not good people.
マフィアだと
たぶん自称マフィアなだけでただの輩なんじゃけど
怖いというより情けない気持ちが強かったな
隣のスペイン人は呼吸が荒くなってきたけど
自分は妙に落ち着いとったな
まぁ命までは取られん気がした

まずは身体を調べられて財布からキャッシュ
さらにサブバッグを開けられ
キャッシュとカメラやiPodなどの金目のもの
さらにさらにクレジットカード・デビッドカード・国際キャッシュカードも没収され
ここからATMを片っ端から連れ回される
暗証番号を聞かれ
ATMにつくなり1人の男が引き出しに行く
たまに警備員と目が合っても知らんぷり
まぁそこは別に期待してなかったけど
とりあえず命を守ること
金以外は興味ないという彼らの言葉を信じた
金を引き出したら荷物とホテル代は返したやる、と
身ぐるみはがされる最悪の状況はまぬがれそうじゃ
とりあえずパスポートとiPhone だけは取られませんように
結局ATMのシステムダウンやらなんやらで3時間連れ回され
どこかわからん場所で降ろされた
大通りに出てタクシー拾えと
100000シリング渡された
これでまぁ当面は大丈夫なんじゃけど
問題はいくらATMから引き落とされたか
キャッシュだけで6万円以上やられ
一眼カメラとiPod、モバイルチャージャー、変換プラグ、iPhone 充電器、G-SHOCK、キャップ、なぜかPCの充電ケーブル
やられたー
変換プラグは痛い!
あとPCの充電ケーブルだけ盗るのやめてくれ
幸運なことにパスポートとなぜかiPhoneも大丈夫じゃった
いや、普通まずiPhone取るじゃろ!
iPhone よりスペイン人の SUMSUNGにこだわっとったんがウケる
彼のGOPROも無事じゃったし、そこら辺の価値観わからんわ

宿に着いて寝ようとしても全然寝れんし
次の日Wi-Fi求めて
Holiday innで願わくも豪華な朝食を頂きながら恐る恐るカードの明細ページを開く
合計40万円やられた!
結構盗ったな…
楽天クレジットカードの上限を30万にしとったんが痛かった…
その後は大使館へ行って警察署行ってポリスレポートもらって明日のザンジバル行きのフェリーチケット買ってATMで金下ろしてとりあえずタンザニアで使える変換プラグ買って…
あー、くそ
本当なら今頃ザンジバル行きのフェリーの中なのになー

なんかこんなしょーもない強盗に遭ったんが恥ずかしい
強引に路地裏に連れていかれてボコボコにされて身ぐるみ剥がされるならまだしも
こんな稚拙で予防可能なもんに引っかかるとは…
情けなくて涙出そうじゃわ

どうかカード会社が保障してくれますよーに
そしたら被害額10万円くらいで済むんじゃけど
どうかどうかよろしくお願いします

キリマンジャロ登山⑥

High camp(3950)➡︎Meka gate(1630)

昨日げざんをサボったせいで
今日は永遠と2300mの下山
ってかこの後に及んでやっと晴れた
キャンプサイトから見えるキリマンジャロが腹立たしい

下山は特におもしろくない
ってか登頂もしてねーけぇ
感動も達成感もない下山ってただただ虚しいのね

登山口でポーター達も含めて皆で写真撮ったけど、全然笑えねー

2017年もしょーもない1年になりそうで怖いわ

キリマンジャロ登山⑤

Barafu camp(4643)➡︎山頂アタック失敗➡︎High camp(3950)

震えながら起床23:00
連日の雨でマットレスや寝袋もなかなかの湿り気
防寒具重ねても寒すぎて全然寝れんかった
顎がカクカク言うとるわ
ホッカイロ背中に貼ってもたいしてあったかくねーし
しかも集合テントまで行くんに迷子になって十分な水分補給・エネルギー補給できんかったー
もっと近くにテント建てろや

年越しラーメンみんな食べとったけど
食べるテンションではなく…

そんなこんなでバタバタしとったら出発時間に
12時過ぎかな
いよいよ山頂アタック開始!

1200mの高度を約6時間かけて登頂を目指す
ヘッドライトの明かりを頼りに
連日降り続いたせいでできあがった雪道を登っていく

最初の30分くらいは集団についていけよーたけど、だんだんと遅れ出す
息切れと頭痛、眠気、寒気がハンパない
2時間経って登ったのは200m
このペースだと山頂に着くのは12時過ぎるな
ガイドにもこのペースだと登頂は厳しい、と
そんなわかっとんじゃけど
ここまで来て高い金まで払って
長年夢見た登頂を諦めてたまるか!
という自分と
いつもの負け癖の付いている自分との葛藤
なんとかまた歩き始めたけど
こうゆうとき勝つのは大概負け癖の方

あー、やっぱこうゆう状況なると諦めるんじゃなー、オレって
ほんまダサいわ

フラフラになりながらベースキャンプに戻って
死んだように爆睡
昼くらいに皆戻って来た
全員登頂できたらしい
ほんまみんなすげーな

キリマンジャロは素人でも登れる山って言われるけど
登頂できなかった自分は素人以下?
素人以下って何?
童貞ってことか

キリマンジャロ登山④

Baranco camp(3900)➡︎Barafu camp (4643)
午前8時前に出発
この日は起床時から雨ー
昨日の夕食後は星見えたのになー
はい、もう4日連続雨ー
もう雨に対して何の感情もねーわ

今日は長かった
17時まで永遠小雨の中を
ゆっくり歩を進めただけ
手袋も靴もビショビショ
とりあえず寒い
もうこれ以上体温維持できん割ってところで
キャンプサイト到着
息が全然整わん
エベレストBCこんなにしんどかったか

大晦日の実感なんもなし
ってか寒いと辛い以外の感情が生まれてこん…
なんとか明日だけでも晴れ間が覗いてほしい
ご来光みてーなー
ってかもうこれ以上震えたくねー

キリマンジャロ登山③

Shira cave camp(3875)➡︎Lava Tower (4600)camp➡︎Baranco camp(3900)

朝7時半出発のはずが予定通り8時出発
そしてこの日も歩き始めてすぐに雨ー
もうこれで3日連続の雨ー
もう今日はさすがに雨降る覚悟しとったわ

今日は一路登りに登って5時間
高度4600mまで到達
DIAMOXのおかげで高山病の影響はほぼ無さそう
ただ両脚のダルさがハンパない…

そしてそっから一気に降下
ガイドのペース早すぎんねん
あっという間に置いていかれるー

あーまた靴ん中までビショビショじゃわ
しかも雨やめそうにねーし
今日中に乾いてくれんと明日からのアタックがピンチじゃぞ…

キリマンジャロ登山②

Machame camp(3010)➡︎Shira cave camp(3875)

昨日の雨が嘘のような快晴
キャンプサイトから今日登る稜線がくっきり見える
昨日の生乾きの服やタオルを乾かしつつ
朝飯タイム
英気を養って8:30出発
陽が出てればまだTシャツで十分
雲が出ても暑くなく、寒くなく登山日和
ただまたしても雲行きが怪しくなってきたと思ったら
ハイ、雨きましたー
2日連続の悪夢
昨日の極寒が蘇る

こーすも昨日より岩場が増えて滑りやしーし
斜面も急になってきたわ
なかなか難易度上がってきた

若干の頭の違和感を覚えつつ
そろそろ高山病来たんかも
もう富士山山頂レベルの標高じゃし
エベレストのときはとっくにこうざの症状でとったしな…

唯一の救いは雨がすぐ上がったこと
もう一雨来る前に今日のキャンプサイトに到着
約4時間半
ちょっとペース早くねーか?
本当はもっとゆっくり行きてんじゃけと、今日は雨模様じゃったけぇ仕方ねーか

昼飯はパスタをいただきます
今日も腹一杯ごちそうさまです

その後休憩して、ちょっと散歩して寝るだけ
明日は12kmの行程
今夜からDIAMOX半錠服用開始
まだ大丈夫かもしれんけどちょっと頭に違和感あるし、これから確実にくるけぇな
4900mまで登りそのご、3900mまで下る
中盤の山場じゃ
気合い入れて行こ

キリマンジャロ登山①

Machame gate(1800)➡︎ Machame camp(3010)

さて、いよいよキリマンジャロ登山出発
この日までトレーニングは0
作戦会議も0
適当な情報収集と曖昧な決意でこの日を迎えてしまった

9時ピックアップは予定通り10時前に到着
そこから他の登山客を拾ったり買い物したりしながら登山口に着いたのは12時頃
飯食って出発したのは14時!
いやいや、初日のキャンプまで5時間かかるんじゃぞ
着いたら真っ暗やんけ
とりあえず気を取り直して登山開始

まずはゆっくりと高山病のリスクを抑えながら
休憩や水と十分にとりつつ
と思ってると1時間たたないうちに雨ー
誰じゃ雨男は
めったに降らんのんじゃねんかーい

もう雨の登山なんか全然楽しくない
ってむしろただただ辛いだけ
寒いし、足痛いし、靴ビチャビチャじゃし、
レンタルした登山靴片方中敷ねーし
なんか頭痛くなってきたし 早くも高山病か!?

3時間くらい雨に降られたかな
ようやく止んで晴れまが覗いてきた
早くこの濡れた服を乾かしてくれー

なんとかなんとか暗くなる前に
マチャメキャンプに到着
19時前かな
3000mを超えました
まだまだ

記帳していると
続々と登山客が押し寄せてきた
もう寒い、限界
テントに戻って、ポーターが運んでくれた荷物から防寒具を奪取
なんとか命をつなぎとめた

やっぱ少しはトレーニングしとくべきじゃったな
腸腰筋痛すぎる
みんなのペースについていけん

ってかテント狭っ
2人分のスペース少なすぎ
ってうちのベッドだけ小さすぎ

晩飯はサファリんときと一緒でなかなか豪華
腹一杯じゃい
これで熱を作らんともうやっとられん
とりあえずぐっすり寝て疲れ取りてーわ
明日は晴れますよーに